今回のレポートでは、スウェーデンのシニアの恋愛事情についてレポートしたいと思います。若いころの恋愛とはまた一味違う、キャリアを積んできたシニア、若いころあった束縛から解放されたシニアの恋愛についてお伝えしたいと思います。

 

アン・オルソンさんの場合

アン・オルソンさん(66歳)は1995年に離婚して一人になってから、隔週で子供の面倒を見て、子供の面倒を見なくてよいときは大人の女性として人生を楽しむという生活を始めました(スウェーデンでは離婚した場合、父親と母親が一週間ごと交代で子供の面倒をみるという生活スタイルは一般的です)。離婚後、アンさんは新たな出会いを求めるためにネットのデーティングサイト(出会いサイト)を利用してきました。そして今では「デートのプロ」を自任しています。

「シニアになっても輝いている人がいるのに、自分はお菓子を食べながらテレビを見ているだけ」と劣等感を感じるのは何とも切ないものです。そういった切ない思いをしないためにもアンさんは恋愛することを勧めています。「恋愛は人生のスパイスですから」とアンさんは言っています。

アンさん自身は男性に会うことが好きだそうです。いつもインスピレーションをもらえると言っています。夢はいい人が現れたら、特別な関係を持つことだそうです。60~68歳ぐらいで、ユーモアがあって、自分というものをしっかり持っていて、アクティブで、旅行・映画・ゴルフ・コンサートが好きな人が理想だそうです。

アンさんは最初、個人情報を知らない相手に渡すことに抵抗があったそうですが、最近はそれほど気にしていないそうです。リスクを取らなければいい出会いはない、見知らぬ人とおしゃべりをするだけという軽い感覚でやるのがよいと言っています。時にはひどい出会いもあるけど、それは気にしないそうです。

ネットで相手を見つけることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、アンさんは基本的にうまくいくと保証できると言っています。たとえデートがうまくいかなかったとしても、新たな出会いそして新たな知り合いができることはエキサイティングなことだと言っています。

 

スタファンさんとハリエットさんの場合

スタファンさん(男性、67歳)は図書館司書として働いていましたが、2010年に離婚しました。その後の生活は問題なかったそうですが、何か恋愛関係を持ちたかったそうです。そんな、スタファンさんですが、同窓会で38年ぶりに学生時代同じサークルにいた同級生のハリエットさん(68歳)に再会して、意気投合し、メールで頻繁に連絡を取り合う世になり、レストランに行き、コンサートに行き、そして最近同棲するようになったそうです。出会ってから、数週間後にはFacebook上で「恋愛関係にある」と書き、6~7週間後には2週間の海外旅行にも出かけたそうです。ご本人たち曰く、また16歳か17歳ぐらいに戻ったような感じだそうです。将来結婚することも考えているそうです。

そんなお二人からのアドバイス

-恐れるな

-外に出て常に出会いを求める

-Facebookは連絡がつかなかった旧友を見つけることができる便利なツール

イングボールさんとフランク-ベッティルさんの場合

80歳を超えてから同棲をはじめたカップルがいます。イングボールさんとフランク-ベッティルさん。共通の趣味であるダンスを通じて15年前に知り合ったそうです。当時、イングボールさんはずいぶん前に離婚した状態で、フランク-ベッティルさんはパートナーと死別したばかりでした。初めは同じアパートの別々の部屋に住んでいたそうですが、日中一緒に散歩するなどほとんど一日中一緒にいるのに、夜になると別々の部屋に戻ることがなんとなく不自然に思えたので、同じ部屋に住むことにしたそうです。

二人はダンスのほかにアコーディオンも弾き、一緒に作曲もするそうです。また、高齢者施設に慰問に訪れて演奏などもしているそうです。フランク-ベッティルさんは大工として働いていましたが、スポーツ好きでスキー、サイクリング、マラソンなどの趣味も持っています。イングボールさんは高齢者施設の看護師として働いていました。芸術、絵画に興味があるそうです。

イングボールさんとフランク-ベッティルさん

ひ孫もいる二人ですが、自分たちの生活に干渉されたくなかったので、一緒に住むことは親戚には特に相談しなかったそうです。二人とも人生をできるだけ楽しもうとしています。イングボールさんとフランク-ベッティルさんはサムボ(政府公認の事実婚。お試し婚。結婚している場合とほぼ同じ権利・義務がある)の関係にありますが、結婚する予定はないそうです。結婚するには歳をとりすぎているし、紙の上でのことなので特に重要視してないそうです。

そんなお二人からのアドバイスは、「お互い助け合い、人生をできるだけたのしもう」です。

まとめ

今回のシニアレポートでは、シニアの恋愛事情についてお伝えしました。いつまでたっても情熱を持ち続け、人生を楽しむことは若さを保つ秘訣かもしれません。恋愛、新たな出会いを通して充実したシニアライフを送っていただきたいと思います。