今回はスウェーデンでのシニア・高齢者向けの散髪などの訪問美容サービス事情をお伝えしたいと思います。

 

訪問・送迎サービス

体が不自由な高齢者でもファッションに気を使ったり、髪の毛を整えたりしたいものです。しかし、なかなか美容室に行けないという人もいます。そういった人のために訪問美容サービスがあります。例えば、スウェーデン南部の街で散髪のサービスを提供しているエリザベスさんは、体が不自由な人のために電動の椅子が備え付けられた車を使って、自分の店舗までの送迎サービスを提供しています。

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電動椅子付の車による送迎と車に積み込まれた散髪のための道具

 

それでも店舗に来ることが難しい人には、道具一式を持って訪問し、その場で直接散髪を行っていますエリザベスさんは高齢者住宅、介護施設などを訪問して、散髪を行っています。

 

 

ポータブルシャンプーステーション

こういった訪問による散髪サービスでは移動式のシャンプーステーションが使われることもあります。その一つとしてドイツの会社の製品ですが、鏡、シャンプー台、シャワーヘッドなどがコンパクトにまとめられたものがあります。重さ23kgほどでタイヤがついており、簡単に移動できるようになっています。

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移動式シャンプーステーションとその使用例

 

 

高齢者住宅訪問

 

専門学校で美容を学んでいる学生が高齢者向け住宅を訪問して散髪などを行うといったこともよく行われています。また、シニア向けの展示会などに積極的に参加し、シニアのためのネイルケア、散髪などについて学んでいます。

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専門学校の学生とシニア

 

このほかにも、高齢者住宅に住む人のためにファッションショーを企画した人もいます。看護士・介護士として働くエリーナさんは常々体の不自由なお年寄りのために何か楽しいことができないかと思っていました。そこで、デザイナー兼クリエーターとして働いていた経験をいかして、ファッションショーをすることを思いついたそうです。ショップや知人の協力を得て、高齢者住宅で実際にファッションショーを開きました。モデルはもちろん高齢者住宅の入居者です!

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モデルになった高齢者住宅の入居者

 

スウェーデンの高齢者住宅では入居者に健康で過ごしてもらうことはもちろん、精神的にも満足してもらうこと、幸せだと感じてもらうことが重視されます。そのためにもファッションショーのような楽しい企画は大切だといえます。入居者の中にはそういったイベントが苦手だという人もいるようです。例えば、ここで紹介したファッションショーの開催を入居者に告げたときは、体調が悪いなどの理由で、参加したくないという人もいたようですが、ファッションショーの当日になると楽しく参加してくれたそうです。参加を無理強いをすることは入居者の精神的な満足度を下げることになるで、すべきではありませんが、こういった活動・イベントに参加する機会を提供するのは良いことではないかと思います。

 

まとめ

今回のレポートでは、スウェーデンの美容サービスについてお伝えしました。訪問による散髪やケアではなく、常設のスパを備える高齢者住宅施設も増えてきています。それほど大きなものではありませんが、散髪やマッサージ、人口日光浴などのサービスを受けることができ、入居者の満足度も高くなってきています。