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ヨーロッパ高齢者事情研究のため、2007年2月ストックホルムシニアライフ研究所を開設しました。
現地から最新の高齢者事情をレポートします。

スウェーデン最大規模のシニア展2011

松下泰志(Taishi Matsushita: 2012/1-), セスレ真美(Mami Sessle: 2011/11-2011/12),
ローベリ亜佐子(Asako Raberg: 2011/1-2011/10), ダールマン容子(Yoko Dahlman: 2007/2-2010/12)   

スウェーデン最大規模のシニア展2011
ストックホルムにて開催!

11月2日から4日の3日間、首都ストックホルム近郊のAlvsjoにて、スウェーデン国内では最大となるシニア・メッサ(展示会)がひらかれました。
シニア向けの展示会はスウェーデン各地で開かれているものの、今回のシニア展示会は国内最大という事もあり、近郊からバスツアー&クルージングツアーで訪れるシニアも多数。
 
「シニア向け展示会」と聞いて、どんな展示会を想像しますか?介護サービス?介護用品の展示販売?? 
いえ、今回の展示会は「55+」、つまり55歳からのアクティブシニア向けの展示会で、スウェーデンではアクティブシニアは更にアクティブに、そして人生を楽しむための色んなアイディアを得るために展示会に訪れます。
テーマは ”Inspirerastill ett mer aktivt liv!”(さらにアクティブな人生にインスピレーションを!)
 
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シニア展2011のパンフレット
 
若くアクティブでいようと努力しても確かに若い頃と違い、健康が気になる年齢であるのも事実。年金の事も不安。更には時代について行っているようで、パソコンも使いこなせていない感じもする。
今回で17回目を迎えるシニア展は毎年参加企業数、訪問者数ともに数を更新しており、アクティブシニアの「年齢に応じた」ニーズに十分応える内容となりました。今回のシニアレポートでは、シニア・メッサの内容の一部をご紹介したいと思います。
 
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 セミナー&舞台プログラム

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会場では各企業の展示販売以外に舞台とセミナー会場が設置されており、開催期間中終日20から30分の短いセミナー、並びに舞台でのショーが同時進行で行われました。セミナーの多くを占めていたのは旅行会社、次にファイナンス関連。また、最新技術による補聴器の紹介など健康に関するもの。参加者の多くが興味を持ったセミナーには家の中の危険度チェックなどもありました。
 
各企業にとってアクティブシニアは大きな購買力。セミナーの後にはプレゼントなども用意し、できるだけ多くの参加者を集めようと必死。またシニア達にとっても、今回は「インスピレーション」を受けるためのセミナー。これからの時間を有意義に過ごすため、自分たちの知らない世界を知り、学ぶ事は大きな意味を持っているのです。
 
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舞台プログラムより
FASHION SHOW BY PETER HAHN”

2008年にスウェーデン進出を果たし、活躍するピーター・ハン氏。彼自ら立ち上げたファッション・ブランドPETER HAHNは今スウェーデンではESCADAなどと並ぶ程の人気ブランドと伝えられています。スウェーデンでは現在彼の洋服はカタログ、もしくはオンラインショップで購入する事ができます。 しかし、今回のシニア展ではショーでモデル達が着た洋服をその場で購入する事が可能。PETER HAHNのプレス担当者は今回のシニア展でのショーに関し、次のように述べています。
 
「我が社が売り出すファッションは全年齢層が対象。でも今、一番重点を置いているのがシニア世代向けのファッション。彼らの要求は高い。例えば、クオリティとファッション性にすぐれ、そのうえシーズンをまたいで着ることが可能な服でなくてはいけない、とか。でもアクティブ・シニア世代は、実はカタログとオンラインショップの利用率が他の世代に比べてまだ低いのが実情。今回のショーでは実際に見ていただき、クオリティに触れてもらう事ができる。また、私どもとしても重要なターゲットである顧客に直接会うことで学ぶ事が多くある。 我が社にとって素晴らしいチャンスを頂いたと感じている。」 
 
PETER HAHNによるファッションショーは3日間のシニア展で、1日2回、計6回行われました。いくつになっても女性はオシャレでいたい。それはどこの国でも同じ。目の前でのショーに感化され、今回のショーをきっかけに更なる購買力向上となるか,企業側にとっては正念場となった今回のシニア展でした。
 
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舞台プログラムより
コンサート”

 舞台プログラムより
“Far man kanna lust efter 60?”

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 パンフレットをめくった時、ひときわ目を引いた見出し。大きく”Far man kanna lust efter 60?” と書かれていました。日本語に訳すと「60過ぎてもその気になる?」と言った感じでしょうか。つまり60歳を過ぎてからのセックスライフとパートナーとの共同生活について、あまり表立って語られてこなかったタブーを破り2人の専門家が、アドバイス&質問に答えていきます。

スウェーデンではシニア世代で一緒に住んでいながら結婚していないカップルがたくさんいます。また、60歳、70歳を過ぎても新たなパートナーを見つけようと積極的。そこで出てくる色々な悩み。今までは誰にも打ち明ける事ができずにいたケースがほとんどでした。そこでフィジカル、メンタル両方の観点からシニアライフをよりよいものにするための手助けをすべく、現代のシニアライフの実態と助言をシニア達に語りました。 

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