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ヨーロッパ高齢者事情研究のため、2007年2月ストックホルムシニアライフ研究所を開設しました。
現地から最新の高齢者事情をレポートします。

携帯型ヘルプツール

松下泰志(Taishi Matsushita: 2012/1-), セスレ真美(Mami Sessle: 2011/11-2011/12),
ローベリ亜佐子(Asako Raberg: 2011/1-2011/10), ダールマン容子(Yoko Dahlman: 2007/2-2010/12)   

スウェーデンではもう夏が終わった感じですが、日本はまだまだ夏真っ盛りといったところでしょうか。夏休み、あるいは秋に旅行に出かける方も多いと思います。そこで今回は、旅行などで普段と違うところに生活の場を移す際に使える、持ち運び可能なヘルプツールをご紹介したいと思います。
 
スウェーデンにはヘルプツール研究所という公的な機関があり、ヘルプツールに関するいろいろなアドバイスを受けることができます。このヘルプツール研究所がおすすめしているツールをご紹介したいと思います。旅行などの時に使うことを想定していますが、もちろん普段の生活でも使用できます。
 

浴室用の椅子

座るところには滑り止めがあり、また水が外へ流れるようにもなっており、安全に座ることができます。体重150kgの人まで使用できる頑丈なものです。座る部分の形は丸・三角・四角があり、好みに応じて選ぶことができます。足の部分は高さが調節可能で、使用する人の体格に合わせて高さを調整することが可能です。また、足は取り外すことができ、持ち運びも容易です。
 

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浴室用の椅子

便器の高さ調整

便器の高さを高くするためのヘルプツール。6cm高くするタイプと10cm高くするタイプがあります。取り付け・取り外しが簡単にでき、ほとんどの便器にしっかりと取り付けることができます。アームが付いたタイプもあります。アームの取り付け・取り外しも容易で、取り付けに際して加工する必要はありません。旅行などに持って行く事も可能です。
  

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便器の高さ調整ツール(左:アーム無し 右:アームあり) 

段差解消マット

部屋の入口などにある段差を解消するためのマット。設置したままでもドアの開け閉めが可能です。バッグに入れて持ち運ぶことも可能です。
 
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段差解消マット(左:収納時 右:使用例)
 

リコ社のリフト

持ち運び可能な介護用リフト(LikoLight)。介護用のリフトを作っているスウェーデン発祥のリコ社の製品です。スウェーデン国内よりも海外でのシェアが高く、日本でも使用されています。簡単に折りたため、車に乗せて旅行などに持って行く事も可能です。リフトの総重量は23kgで、最大140kgまで持ち上げることができます。
 
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左:リフト使用時  右:折りたたんで車に入れた状態
 

クッション

椅子に座る際・椅子から立ち上がる際のヘルプツール。立ち上がるときは、体重による負荷を最大70%軽減します。座るときは、エアークッションによってスムーズに座ることができます。
 
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フットライト(足下灯)

コンセントに直接させるタイプで、人が近づくと自動的にランプが点きます。スウェーデンでの統計から夜中にトイレに行く時にけがをすることが多いことがわかっています。住み慣れていない場所で夜を迎えるときなどはその危険が更に高くなります。そういったときにこの持ち運び式の足下灯が便利です。
 
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フットライト
 

ランプ付き拡大鏡

通常の拡大鏡にランプが内蔵されたもので、暗い場所でもよく見えるようになります。
 
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ランプ付き拡大鏡
 

折りたたみ式の杖

アルミニウム製の丈夫な折りたたみ式の杖です。デザインもおしゃれです。
 
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折りたたみ式の杖
 

まとめ

今回のレポートでは、旅行にも持っていけるような携帯式のヘルプツールを中心にご紹介しました。日本にもすでに同様の製品があるかもしれませんが、スウェーデンのヘルプツール研究所おすすめのグッズをご紹介しました。介護が必要な方、介護をされる方にとって旅行などは敷居が高いものかもしれませんが、こういったツールを上手く利用して、可能であれば旅行を楽しんで頂きたいと思います。
 
写真出典:
www.etacbutiken.se
www.liko.se
www.cemamedical.se
www.varsam.se
www.hi.se 

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