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ヨーロッパ高齢者事情研究のため、2007年2月ストックホルムシニアライフ研究所を開設しました。
現地から最新の高齢者事情をレポートします。

ファッションショー

松下泰志(Taishi Matsushita: 2012/1-), セスレ真美(Mami Sessle: 2011/11-2011/12),
ローベリ亜佐子(Asako Raberg: 2011/1-2011/10), ダールマン容子(Yoko Dahlman: 2007/2-2010/12)   

最近はH&Mなどスウェーデン発のファッションが日本でも知られるようになってきたと思います。今回のレポートではシニア・高齢者のファッションショーに関する話題をお送りします。

 

ファッションショー

 

スウェーデンでは時々シニア向けのファッションショーが開かれています。先日は年金受給者協会の例会で130人の協会員が集まり、ファッションショーが開かれました。100年前のビンテージ衣装も登場し会場は大盛り上がりだったようです。

 

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年金受給者協会のファッションショーでの一コマ

 

また、スウェーデン南部の町でも1940年代の1950年代のドレスなども登場したシニア向けファッションショーが開かれました。

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このようなファッションショーが開かれる目的は、純粋な楽しみとしてやる場合、服飾文化に触れるといった文化的側面が強い場合、あるいは販売促進のために行うなど様々です。

 

スウェーデン南部の都市、ヨンショーピング市では市の取り組みとして、定期的に高齢者のためのカフェを開き、そこでコーヒーを飲み、お菓子を食べ、催し物をするという取り組みをしています。その一環としてファッションショーも開かれています。市の担当者はこのように高齢者が集まる機会を作ることで、社会参加を促し、高齢者の孤立を避ける狙いもあると話しています。

 

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カフェ&ファッションショー

 

 

高齢者住宅でのファッションショー

スウェーデン第二の都市ヨーテボリにある高齢者住宅ではシニア向けの服飾を取り扱っているお店とタイアップしてファッションショーを開きました。施設の側としては入居している方が最新のファッションに直接触れる機会を作ることによって、ファッションへの意識を高めてもらうことができ、お店の側としては販売促進にもなるということで、開催されたようです。その場での販売も行われました。評判が良かったようで、高齢者住宅だけではなく、病院などもっともっといろんな場所で開催するとよいという声も聞かれました。

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高齢者住宅でのファッションショー

 

 

スウェーデン・シニアショップ

シニア向けの洋服を取り扱っている会社としては、「スウェーデン・シニアショップ(Sveriges Senior Shop)」という会社があります。施設などを訪問して直接お客さんに購入して頂くという移動・訪問販売形式をとっています。一度の訪問で1000着以上の洋服を持っていきます。また、多くの場合、専門の人がモデルのではなく、入居者などに実際に洋服を着てもらい、ファッションショーのモデルになってもらうというのも特色です。

 

この会社は20年ほど前にスウェーデンで立ち上げられた会社で、はじめはスウェーデン国内で試験的に販売を行っていましたが、評判がよく、現在ではノルウェイ、デンマーク、フィンランドといった北欧諸国をはじめ、ドイツ、イギリスにもその販売網を広げています。

 

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ドイツでの販売の様子

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スウェーデン・シニアショップのカタログより

 

 

まとめ

今回は、ファッションに関する話題をお送りしました。スウェーデンではたとえ体が健康でなくとも、精神的に満足な状態であったり幸福と感じること(スウェーデン語でvälbefinnande(ヴェルベフィンナンデ)といいます)が大切とされています。ファッションも高齢者が満足感・幸福感を感じるために重要な要素の一つなのではないかと思います。

 

 

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