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ヨーロッパ高齢者事情研究のため、2007年2月ストックホルムシニアライフ研究所を開設しました。
現地から最新の高齢者事情をレポートします。

スウェーデン最大規模のシニア展2014

松下泰志(Taishi Matsushita: 2012/1-), セスレ真美(Mami Sessle: 2011/11-2011/12),
ローベリ亜佐子(Asako Raberg: 2011/1-2011/10), ダールマン容子(Yoko Dahlman: 2007/2-2010/12)   

今年も10月14日から16日の3日間、ストックホルム近郊のエルブシェにてシニア展が開かれました。今回のレポートではこのシニア展の様子についてお伝えしたいと思います。過去のシニア展の様子については2011.11.28、2012.11.16、2013.11.15付レポートをご覧頂きたいと思います。

 

スウェーデン最大規模のシニア展2014

今年も大盛況で、開催者の発表によるとシニア展には昨年より1000人ほど多い、12162人が来場したそうです。昨年同様、旅行会社、シニア用品を取り扱う会社などが展示ブースを出展しました。毎年10?11月ごろシニア展に関するレポートをお届けしていますが、今年は実は5月にすでにスウェーデン第三の都市マルメでシニア展が開かれていました。また、来年(2015年)3月にはスウェーデン第二の都市ヨーテボリでシニア展が開かれることが決定しています。年2?3回最大規模のシニア展が開かれることになり、ますます盛況になってきています。
 
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”アクティブなシニアのためのメッセ”
 
スウェーデン統計局による統計によると、10年前に比べて、高齢者の食事・住居に使うお金の割合は減ってきており、逆に旅行や余暇、趣味に使うお金の割合が増えているそうです。シニア展の来場者へのインタビューでも昔に比べて経済的な状況は良くなってきていると答える人が複数人いました。旅行会社などにとってもシニア層は重要なターゲットのひとつで、シニア向けの商品をつぎつぎと提案しています。シニア展に出展した旅行会社の担当者によると、より遠くに行き、そしてより長く滞在する旅行をするシニア層が増えているとのことです。
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シニア展会場の様子
 

展示ブース

今年も200近いブースが出展されました。その一つ一つをご紹介することはできませんが、いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
 
まず目に付いたのは、新しい室内スポーツとして紹介されていた、マットカーリングです。その名のとおりマットの上でカーリングをするというもので、お年よりも楽しむことができます。会場には体験コーナーが設けられました。
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マットカーリング
 
また、最近は先に述べましたように趣味にお金や時間を費やす人が増えてきており、その一例として園芸に関するコーナーの充実があげられると思います。多くの高齢者が園芸ブースに立ち寄っていました。
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園芸ブース
 
このほかに、スウェーデンの高齢者施設を運営する会社の展示ブースでは、フィンランド系のフィットネス器具製造会社およびフィンランドの大学とともに協力して開発した、高齢者向けのフィットネス器具及びプログラムが紹介されていました。「高齢者パワー」という名のプロジェクトのもと開発されたもので、スウェーデン国内に展開している高齢者施設のひとつに試験的に導入したところ好評だったようです。シニア展のブースではその器具の体験コーナーも設けられました。
 
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高齢者施設が独自に開発した器具を使ってトレーニングをするお年寄りたち
 

まとめ

シニア展では展示のほかに有名アーティストによる演奏、著名作家による講演、政治家による福祉に関するディスカッションなどが行われ、出展者、参加者にとって大変有意義なシニア展だったのではないかと思います。毎年レポートでご紹介しているこのシニア展は最大規模の展示ですが、小規模のシニア展も全国で行われています。アクティブに生活したいと思っているシニアの数はますます増えており、このようなシニア展はどこでも盛況のようです。
 

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