ディチャーム株式会社(代表取締役社長:大久保智明 本社:東京都品川区)は、withコロナの時 代における新事業開発のメソッド、またリモートワーク体制向上の施策として、2020年6月より「高齢者 とITを繋げるサービス」の創出に向けた、開発メンバー全員完全オンラインによるプロセスを進めてまい りました。およそ2カ月のオンラインによる開発プロセスを経て、この度プロトタイプを実装していく運びと なりました。
弊社は「生きることを最後まで楽しむことができる社会」を目指すソーシャルベンチャーとして、創業 より18年、高齢者施設への訪問理美容や買い物支援など、保険適用外のサービスの提供を軸にした 活動を通じ、1500を越える高齢者施設へのサービスを展開する中、IT技術を活かした学びの機会や 社会とのつながりの創出、潜在ニーズと新しいサービス提供者とのマッチング、コンサルティングにより、間接的にも解決しようと取り組みを重ねております。
1.背景・取り組みの経緯
新型コロナ感染が拡がりをみせる中、高齢者施設へのサービスを提供しております弊社では、マスク
着用や消毒の徹底、体調管理チェックをはじめ、施設でサービスを行わせて頂くスタッフ、またその家
族におよび、とりわけ感染予防対策の強化に取り組んでまいりました。テレワーク、オンラインツール活
用の推進を図る中、リモートワーク体制の向上、そして新しい事業開発の方法についても追求し、今年
6月より本社社員20名の完全オンラインによる「高齢者とITを繋げるサービス」の開発プロセスに着手いたしました。
コロナ禍における新規事業開発の環境が難しいとの声も聞かれる中、当プロジェクトでは、開発プロセスを完全オンラインで実施することを条件とした社内初の試みとして、2020年6月のキックオフより、毎週1~2回のペースでメンバーがオンライン上で集まり、zoom、slack、またホワイトボード機能のある
miroといったオンラインツールを併せて活用し、取り組んでまいりました。およそ2カ月に亘り、オンライ
ン上でのアイデア発想、ブレインストーミングを重ね、プロトタイプを作る前段階として、30程のコンテンツが上がりました。当初は慣れない環境や使い慣れないツールに、参加メンバーも半信半疑でのチャレンジではありましたが、オンラインであることで部署の垣根を越えた活発なコミュニケーションとなった
だけでなく、多様なアイデアが創出され、コロナ禍における働き方や事業開発の課題解決と新しい在り方について、ポジティブな成果を得られることができました。
ホワイトボード機能のあるオンラインツール「miro」を使ったアイデア出し
完全オンラインによるアイデア発想、ブレインストーミング_イメージ
2.「高齢者×IT」新サービスプロトタイプの実装に向けて
2カ月に及ぶこれまでの開発プロセスより、現在、プロトタイプ作成への最終段階に入っており、今後 高齢者施設の入居者様に向けた実装を見据え準備を進めております。新サービスプロトタイプの実装 については、また後日リリースをさせて頂く予定です。(なお、現在のコロナ感染予防対策の状況も鑑み、 高齢者施設様とのご相談の上、実行時期については検討中)
コロナ禍により様々な制限も生まれておりますが、弊社では、持続可能な高齢社会を目指すソーシャ
ルベンチャーとして、シニアの困り事解決だけでなく、シニアと社会とのつながり、生きることをより楽しめるコンテンツの創出に向けた歩みを止めぬよう、浸透性、着実性、改善力をもって、革新的なサービス
の提供を目指し邁進してまいります。今後の弊社の取り組みにどうぞご期待下さい。
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ディチャーム株式会社 広報